半導体技術者
別名:半導体製造技術者
半導体の製造プロセスの開発を行ったり、半導体デバイスの設計開発を行う。
サマリー
出典厚生労働省「賃金構造基本統計調査」2025年 一般労働者 職種 第1表「職種(小分類)、性別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額」 / 厚生労働省「職業安定業務統計(一般職業紹介状況)」長期時系列表 第21表「有効求人倍率(パート含む常用)」(2023〜2025年) / 総務省統計局「国勢調査」2010〜2020年 2020年 抽出詳細集計「男女,従業上の地位,職業(小分類)別就業者数(15歳以上)」(それ以前は同じ区分で集計された時系列データ)
計算年収の目安 = きまって支給する現金給与額(月額) × 12 + 年間賞与その他特別給与額。いずれも統計の平均値からrokudakaが計算。
数字で見る半導体技術者
- 年収の目安は704万円で、全職種の平均(546万円)より158万円高い水準です(「電気・電子・電気通信技術者(通信ネットワーク技術者を除く)」全体の数値)。
- 年齢別では、20~24歳の398万円から、最も高い55~59歳の875万円まで、約2.2倍になります(「電気・電子・電気通信技術者(通信ネットワーク技術者を除く)」全体の数値)。
- 女性の年収は男性の77%で、全職種(72%)より差が小さくなっています(「電気・電子・電気通信技術者(通信ネットワーク技術者を除く)」全体の数値)。
- 有効求人倍率は0.74倍で、職業全体(1.12倍)より低く、仕事を探す人の多い側にあります(「製造技術者(開発を除く)」全体の数値)。
- 就業者数は2010年から+4%で、働く人全体(−3%)より伸びています(「電気・電子・電気通信技術者(通信ネットワーク技術者を除く)」全体の数値)。
- 働く人のうち女性は6%で、働く人全体(45%)より少なくなっています(「電気・電子・電気通信技術者(通信ネットワーク技術者を除く)」全体の数値)。
- 全職業の平均と比べて特に高いスキルは、「科学的素養」「故障等の原因特定」「外国語を読む」です。
- スキルが近い職業のうち、年収の目安がこの職業より高いのは、自動運転開発エンジニア(自動車)(+21万円、くらべる)、自動車技術者(+21万円、くらべる)です。転職のしやすさや、転職後の年収を示すものではありません。
出典厚生労働省「賃金構造基本統計調査」2025年 一般労働者 職種 第1表「職種(小分類)、性別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額」 / 厚生労働省「職業安定業務統計(一般職業紹介状況)」長期時系列表 第21表「有効求人倍率(パート含む常用)」(2023〜2025年) / 総務省統計局「国勢調査」2010〜2020年 2020年 抽出詳細集計「男女,従業上の地位,職業(小分類)別就業者数(15歳以上)」(それ以前は同じ区分で集計された時系列データ) / 総務省統計局「国勢調査」2020年 抽出詳細集計「男女,従業上の地位,職業(小分類)別就業者数(15歳以上)」 / 総務省統計局「国勢調査」2020年 抽出詳細集計「男女,年齢(5歳階級),職業(小分類)別就業者数(15歳以上就業者)」 / 厚生労働省 職業情報提供サイト(job tag)「職業情報データベース 簡易版数値系ダウンロードデータ ver.7.00」スキル(2021年度、その職業に就いている人へのWebアンケート)
計算全職種の平均は、統計に全職種の合計がないため、「不詳」を除く144職種の年収の目安(月額×12+年間賞与、2025年)を労働者数で重み付けしてrokudakaが計算(男女別も同じ方法)。差が3%未満は「ほぼ同じ」。年齢別は推計労働者数1,000人以上の年齢階級だけで比べた。職業全体の有効求人倍率は統計の「職業計」(2025年平均)。差が0.1未満は「同じくらい」。働く人全体は国勢調査の「総数」(2020年)。増減率・女性の割合の差が5ポイント未満は「同じくらい」。年齢構成は、60歳以上・30歳未満の割合が全体より10ポイント以上多いときに記載。スキルは、全職業の平均との差が大きい順。近い職業は下の「スキルが近い職業」と同じ計算で、年収の目安がこの職業より高く、賃金の統計の区分が違うもの。
どんな仕事か
半導体の製造プロセスの開発を行ったり、半導体デバイスの設計開発を行う。関連の技術者として、製造に使用する装置の開発を行ったり、半導体に使用する材料の開発を行う者もいる。
半導体技術者には、半導体の製造工程について設計・構築、品質の向上、歩留まりの改善等を行うプロセスエンジニアと、半導体デバイス(マイコン、センサー、メモリー等)の回路設計、レイアウト、検証をする設計エンジニアがいる。半導体にはトランジスターやダイオードなどの単機能デバイス(ディスクリート半導体)と、複数のトランジスターなどで構成されるIC(集積回路)がある。ICはレガシー半導体から先端半導体まであるが、現在、いたる所で使われている。スマートフォンに高密度で組み込まれ、自動車でも多くの半導体が使われている。近年はAI(人工知能)のために膨大なデータ処理を行うデータセンター向けに、最先端プロセスで微細化された高性能LSI(大規模集積回路)が大量に使われている。
これまでインテルなど企業ごとに半導体(CPU)を設計し、製造をしていたが(垂直統合)、今日、超微細化、高性能化が進んだ先端プロセスで製造されるLSI(AIのためのGPU等)では、半導体の開発設計のみを行うファブレス企業(NVIDIA他)、その設計情報に基づき製造を専門に行うファウンダリー(TSMC他)、また、半導体製造の後工程を専門に行うOSAT(ASEやAmkor)が分業し、製造が行われている(水平分業)。一方、日本国内において、ソニーはイメージセンサーを自社で設計と製造の双方を行っている。また、フラッシュメモリーの設計・開発と製造を行っているキオクシア、自動車のマイコンを開発、製造しているルネサスエレクトロニクスもあり、パワー半導体では三菱電機、富士電機等が開発と製造を行っている。
プロセスエンジニアは半導体デバイスの製造工程の設計・構築、品質の向上、歩留まりの改善、製造設備の選択やメンテナンス、効率的な量産に向けた検討等を行っている。半導体製造の総工程数は400~600工程もある。工程ごとに高度な技術が要求され、それぞれに専門の技術者がいるため、専門性の異なる技術者がそれぞれの知識、技術を持ち寄り、製造工程の設計・構築、改善に取り組む必要がある。
設計エンジニアはデバイス(ロジック、センサー、メモリー、ドライバチップ他)の設計、試作、性能試験を行ない、統計的手法により安定したデバイスを開発している。
現在、半導体産業は日本にとって非常に重要であり、注目されている。半導体といっても先端半導体から従来の半導体(レガシー半導体)まで多岐にわたり、また民生用から車載用、産業機械用、医療用、宇宙用等、様々である。加えて製造装置や検査装置、材料、処理溶剤を扱う多くの企業がサプライチェーンを構築して、巨大な産業複合体となっている。
<就業希望者へのメッセージ>
半導体産業は設計、製造、装置、材料、検査などと幅広い技術領域を経験することができます。ファブレス企業では生産工場を保有せずに様々なデバイスを開発でき、工場では世界最先端のものづくりに携われます。半導体は全ての産業の元となる部品であるため、エンジニアにとっては夢のような業態であると思います。(半導体エンジニア)
よく使う道具・機材・情報技術
2025年度時点の情報
各種半導体製造装置、各種計測機器や検査装置、設計や検証を行う各種ソフトウェア(設計、シミュレーション、データ解析、品質管理等)、クリーンルームで使用する白衣・帽子・手袋・マスク
主なタスク
job tagの就業者調査で重要度が高いとされたもの。実施率は、そのタスクを行っていると答えた人の割合です。
| タスク | 実施率 |
|---|---|
| 製品製造工程における新技術の研究開発をする。 | 84% |
| 製品の品質を管理する。 | 86% |
| 製品製造にかかるコストの低減化の計画、評価、実現をする。 | 82% |
| 製品製造に必要となる装置設備の仕様作成をする。 | 75% |
| 製品に求められる原料の決定、評価、改善をする。 | 82% |
| 製造設備をメンテナンスする。 | 68% |
| 製品製造プロセスの見直しをする。 | 80% |
| テスト、タイミング設計をする。 | 93% |
出典厚生労働省 職業情報提供サイト(job tag)「職業情報データベース 簡易版数値系ダウンロードデータ ver.7.00」タスク(2022年度、その職業に就いている人へのWebアンケート)
計算重要度の高い順に最大8件を表示。
労働条件の特徴
勤務先として、半導体設計会社は都市部に多く、製造や装置のメーカーは郊外に立地している場合が多い。
就業者の比率は男性が多いが、近年女性も増えている。ほとんどが正社員である。協力会社と共同で開発等にあたることもあるが、その場合も協力会社の正社員が多い。就業者の年齢構成は高齢化が進んでおり30代から40代が少ないが、近年、若者の就職が増えている。
賃金、労働時間等労働条件は勤務先の規定による。フレックスタイム制を採用している企業が多い。土日休みの週休2日制であるが、生産立ち上げの期限が近づくと残業が多くなる。海外も含め転勤が多い会社もある。
半導体の製造では目に見えないチリ、ホコリが不良の原因となるため、製造工程はクリーンルームの中となる。プロセスエンジニアも現場に行く場合は、ホコリが出にくいナイロン製の白衣に着替え、帽子・手袋・マスクを着用し、靴も履き替え、エアシャワーを浴びてからクリーンルームに入室する。クリーンルーム内の温度、湿度は品質管理上、温度25℃、湿度50%等に常時保たれている。近年はウェーハをカセットに入れSMIFで搬送し、局所クリーンとしている工場も多い。
日本の半導体は1980年代には世界での市場シェアが50%を超えていたが、現在は市場シェアが大幅に低下し、国内の半導体メーカーも減少している。ただし、一部の半導体、例えば、自動車向けのマイコン、大電力を制御するパワー半導体、画像イメージセンサーなどは世界的に高いシェアを維持している。これらは現在、急激に進んでいる車の電動化、EV化、自動運転等で重要な役割を果たしている。また、日本には市場シェアが高い半導体製造装置を開発している会社もある。半導体製造に必要となる半導体材料(シリコンウェーハ)、薬剤(エッチング液、フォトレジスト材)、ウェーハのダイシング(ダイサー)、試験装置などで日本は高いシェアを保っている。
働く環境の特徴
job tag の就業者調査で、この職業の人が答えた「仕事の性質」です。全職業の平均と比べて、特に高い項目と低い項目を並べています。
全職業の平均より高い
全職業の平均より低い:屋外作業、立ち作業、反復作業
勤務のスケジュール:規則的 46%、不規則 50%、季節的 4%
出典厚生労働省 職業情報提供サイト(job tag)「職業情報データベース 簡易版数値系ダウンロードデータ ver.7.00」仕事の性質(2023年度、その職業に就いている人へのWebアンケート)
計算「仕事の性質」は回答の平均(値はおおむね1〜5の範囲)で、棒の縦線はjob tagの全職業(518職業)の平均。平均との差が0.3以上の項目を、差の大きい順に高いもの最大6つ・低いもの最大3つ。勤務のスケジュールは回答者の割合。
一般的な就業形態
この職業の一般的な就業形態として、job tag の就業者調査で選ばれた割合です。複数回答のため、合計は100%を超えます。回答した人の数が少ない職業もあるため、目安として見てください。
禄高(給与)
より広い職種の数値統計に「半導体技術者」だけの区分がないため、「電気・電子・電気通信技術者(通信ネットワーク技術者を除く)」全体の数値を表示しています。
この年収は、会社などに雇われて働く人の給与です。事業主(開業している人など)の収入は含まず、会社の役員も原則として含みません。
出典厚生労働省「賃金構造基本統計調査で使用されている主な用語の説明」 / 総務省統計局「国勢調査」2020年 抽出詳細集計「男女,従業上の地位,職業(小分類)別就業者数(15歳以上)」
計算割合は国勢調査の従業上の地位別の就業者数からrokudakaが計算。
精度の目安標準誤差率 1.24%(統計の全職種の中央値は2.04%)
標準誤差率は、調査の対象に選ばれた事業所によって平均がどのくらいぶれるかの目安です。小さいほど数字が安定しています。
出典厚生労働省「賃金構造基本統計調査」2025年 標準誤差率 誤差率表4「職種(小分類)別所定内給与額及び所定内給与額の標準誤差率(役職者を含む)」
計算誤差率は所定内給与額(残業代・賞与を除く月額、男女計)に対する統計の公表値。中央値は全職種の誤差率からrokudakaが計算。
出典厚生労働省「賃金構造基本統計調査」2025年 一般労働者 職種 第1表「職種(小分類)、性別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額」 / 厚生労働省「賃金構造基本統計調査」2025年 一般労働者 職種 第5表「職種(小分類)、年齢階級別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額」
計算順位は、統計の全144職種(「不詳」を除く)を年収の目安で並べてrokudakaが計算。
年収の推移
| 2023年 | 2024年 | 2025年 |
|---|---|---|
| 688万円 | 755万円 | 704万円 |
出典厚生労働省「賃金構造基本統計調査」2023〜2025年 一般労働者 職種 第1表「職種(小分類)、性別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額」
計算各年の年収の目安(月額 × 12 + 年間賞与)。企業規模10人以上、男女計。
年齢別の年収
白抜きの点と破線は、推計労働者数が1,000人未満の区分です。 人数が少なく平均がぶれやすいため、参考値として見てください。 薄い棒(右の目盛り)は、賃金の統計の推計労働者数です。企業規模10人以上の会社などに雇われて働く人の数で、自営業の人や小さな会社で働く人を含まないため、下の「年齢別の就業者数」(国勢調査)とは対象が違います。
出典厚生労働省「賃金構造基本統計調査」2025年 一般労働者 職種 第5表「職種(小分類)、年齢階級別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額」
計算年齢階級ごとの年収の目安(月額 × 12 + 年間賞与)と推計労働者数。企業規模10人以上、男女計。
男女別
| 男 | 721万円 |
|---|---|
| 女 | 552万円 |
女性の年収は男性の77%です。年齢構成や勤続年数の違いも含んだ差です。
企業規模別
| 1,000人以上 | 750万円 |
|---|---|
| 100〜999人 | 676万円 |
| 10〜99人 | 598万円 |
企業規模による差は最大152万円です。
出典厚生労働省「賃金構造基本統計調査」2025年 一般労働者 職種 第1表「職種(小分類)、性別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額」
計算男女別は企業規模10人以上の計、企業規模別は男女計。いずれも年収の目安(月額 × 12 + 年間賞与)。
需要と将来性
より広い職種の数値求人倍率は「製造技術者(開発を除く)」全体の数値です。
2025年の有効求人倍率は0.74倍です。求人の数が仕事を探している人の数より少なく、求職者どうしの競争がある状態です。2023年からの推移を見ると、大きくは変わっていません。
有効求人倍率の推移
ハローワークを通じた求人・求職の数から計算した値で、民間の求人サイトの求人は含みません(パートタイムを含む常用)。
出典厚生労働省「職業安定業務統計(一般職業紹介状況)」長期時系列表 第21表「有効求人倍率(パート含む常用)」(2023〜2025年)
計算各年の値は統計表の年平均(暦年)をそのまま表示。
就業者数の推移
より広い職種の数値就業者数は「電気・電子・電気通信技術者(通信ネットワーク技術者を除く)」全体の数値です。
2020年の就業者数は305,190人です(うち女性6%)。2010年と比べると+4%で、ほぼ横ばいです。
国勢調査は5年ごとの調査です。会社員だけでなく、自営業や家族で営む仕事の人も含みます。 そのため、給与の統計(企業規模10人以上の会社などで働く人)とは対象が違います。
出典総務省統計局「国勢調査」2010〜2020年 2020年 抽出詳細集計「男女,従業上の地位,職業(小分類)別就業者数(15歳以上)」(それ以前は同じ区分で集計された時系列データ)
計算調査票の一部を抽出して集計した推計値(10人単位)。増減率は2010年と2020年の値からrokudakaが計算。
年齢別の就業者数(2020年)
「電気・電子・電気通信技術者(通信ネットワーク技術者を除く)」全体の数値です。5歳ごとの年齢層では、45~49歳がいちばん多くなっています(70歳以上はまとめているため除く)。30歳未満は14%で、働く人全体(15%)と同じくらいです。60歳以上は13%で、働く人全体(24%)より少なくなっています。
国勢調査の就業者数で、雇われて働く人のほか、自営業や家族で営む仕事の人も含みます。70歳以上はまとめています。
出典総務省統計局「国勢調査」2020年 抽出詳細集計「男女,年齢(5歳階級),職業(小分類)別就業者数(15歳以上就業者)」 / 総務省統計局「国勢調査」2010〜2020年 2020年 抽出詳細集計「男女,従業上の地位,職業(小分類)別就業者数(15歳以上)」(それ以前は同じ区分で集計された時系列データ)
計算年齢(5歳階級)の就業者数を、賃金の統計の年齢階級に合わせて「〜19歳」から「70歳〜」にまとめた。割合は5歳階級の合計に対する割合でrokudakaが計算。働く人全体は国勢調査の「総数」で、差が5ポイント未満は「同じくらい」。
働き方の内訳(2020年)
| 雇われて働く人(正社員・派遣・パートなど) | 93% | 284,350人 |
|---|---|---|
| 会社などの役員 | 3% | 8,470人 |
| 事業主(人を雇っている) | 1% | 2,010人 |
| 事業主(一人で)(開業・フリーランスなど) | 3% | 9,300人 |
| 家族従業者・内職など | 1%未満 | 230人 |
| 不詳 | 1%未満 | 830人 |
出典総務省統計局「国勢調査」2020年 抽出詳細集計「男女,従業上の地位,職業(小分類)別就業者数(15歳以上)」
計算割合は従業上の地位別の就業者数を総数で割ってrokudakaが計算。「家族従業者・内職など」は家族従業者と家庭内職者の合計。
必要なスキル・知識
全職業の平均と比べて特に求められるスキルは、科学的素養、故障等の原因特定、外国語を読むです。 知識ではコンピュータと電子工学、工学、設計が特徴的です。
スキル(全職業の平均との差が大きい8項目)
知識(全職業の平均との差が大きい8項目)
水準はスキルが0〜7程度、知識が0〜5程度で、数字が大きいほどその仕事で高いレベルが求められることを表します。
出典厚生労働省 職業情報提供サイト(job tag)「職業情報データベース 簡易版数値系ダウンロードデータ ver.7.00」スキル(2021年度、その職業に就いている人へのWebアンケート) / 厚生労働省 職業情報提供サイト(job tag)「職業情報データベース 簡易版数値系ダウンロードデータ ver.7.00」知識(2023年度、その職業に就いている人へのWebアンケート)
計算「全職業の平均」は、job tagで数値のある全職業(最大518職業)の単純平均をrokudakaが計算。表示する8項目は、この職業の値と全職業の平均との差が大きい順。
なり方・学び方
入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされないが、大学・大学院卒が多く、高専卒のエンジニアもいる。専攻は機械・電気・電子工学等が多いが、半導体製造には様々な分野の知識が必要であり、化学や物理の人もいる。中途採用は半導体開発の経験者がほとんどである。
入職後はOJTで経験を積み、個々の専門分野の知識、技術を深めていくことになるが、半導体技術者として一人前とみなされるには10年程度を要する分野もある。
専門分野の知識、技術を熟知していることに加え、半導体に関する最新情報を得る必要がある。また、半導体はグローバルな環境で切磋琢磨している産業であり、英語力も必要となる。設計においても製造においても様々な技術と知識が必要であり、グループやチームで行うことが多く、コミュニケーション能力も求められる。新たな情報に常に関心を持ち、技術の向上を継続することが重要である。半導体の設計や量産化にあたっては顧客との交渉力、顧客へのプレゼンテーション力も必要である。経験を積み、チームリーダーになると統率力や組織管理能力も求められる。
関連団体
スキルが近い職業
スキル・知識の傾向が似ている職業です。必要なスキルの重なりが大きいほど、転職のときに経験を活かしやすいと考えられます。
- 電子機器技術者年収の目安 704万円半導体技術者とくらべる →
- 自動運転開発エンジニア(自動車)年収の目安 725万円半導体技術者とくらべる →
- ファインセラミックス製造技術者年収の目安 612万円半導体技術者とくらべる →
- 自動車技術者年収の目安 725万円半導体技術者とくらべる →
- システムエンジニア(組込み、IoT)年収の目安 578万円半導体技術者とくらべる →
出典厚生労働省 職業情報提供サイト(job tag)「職業情報データベース 簡易版数値系ダウンロードデータ ver.7.00」スキル(2021年度、その職業に就いている人へのWebアンケート) / 厚生労働省 職業情報提供サイト(job tag)「職業情報データベース 簡易版数値系ダウンロードデータ ver.7.00」知識(2023年度、その職業に就いている人へのWebアンケート)
計算スキル39項目・知識33項目の水準を、job tagの全職業の中での位置(標準化した値)に直し、職業ごとの全体の高さの差を除いてから傾向の近さ(コサイン類似度)をrokudakaが計算。このサイトに掲載している職業の中から近い順に5件。
出典と注意
- 職業情報提供サイト(job tag)「仕事内容、タスク、スキル・知識、関連資格」数値系 ver.7.00・解説系 ver.7.01
- 賃金構造基本統計調査「一般労働者 職種 第1表・第5表(e-Stat)」2025年(推移は2023〜2025年)
- 国勢調査「職業(小分類)別就業者数(e-Stat)」2020年(推移は2010〜2020年)
- 職業安定業務統計(一般職業紹介状況)「長期時系列表_21_職業別労働市場関係指標(実数)(令和4年4月~)(e-Stat)」2023〜2025年
使っている統計について
- 賃金構造基本統計調査(e-Stat)
- 厚生労働省が毎年行う基幹統計(統計法で特に重要と定められた統計)です。 事業所が、働いている人ごとの給与を記入する調査で、職種・年齢・企業規模などの区分ごとの給与がわかる国の代表的な賃金統計です。 このサイトの数値の範囲は一般労働者(短時間労働者を除く)、企業規模10人以上です。
- 職業安定業務統計(一般職業紹介状況)(e-Stat)
- 厚生労働省が、全国のハローワークで受け付けた求人と求職の数を集計した業務統計です。 民間の求人サイトや人材紹介会社の求人は含みません。
- 国勢調査(e-Stat)
- 「国勢調査は、日本に住んでいるすべての人及び世帯を対象とする国の最も重要な統計調査で、国内の人口や世帯の実態を明らかにするため、5年ごとに行われます。」 (総務省統計局「令和2年国勢調査に関するQ&A」問1-1) 職業別の就業者数は、調査票の一部を抽出して集計した推計値です(抽出詳細集計)。 範囲は15歳以上の就業者(雇用者のほか、自営業主・家族従業者などを含む)です。
- 厚生労働省 職業情報提供サイト(job tag)(ダウンロードページ)
- 厚生労働省の職業情報サイトです。スキル・知識・タスクの数値は、独立行政法人労働政策研究・研修機構(JILPT)がその職業に就いている人へのアンケートで集めたものです。
データの対応関係
- 賃金:「電気・電子・電気通信技術者(通信ネットワーク技術者を除く)」の数値(より広い職種)
- 求人倍率:「製造技術者(開発を除く)」の数値(より広い職種)
- 就業者数:「電気・電子・電気通信技術者(通信ネットワーク技術者を除く)」の数値(より広い職種)
- 年収と就業者数は、統計の「電気・電子・電気通信技術者(通信ネットワーク技術者を除く)」の数値です。
数字の見方
- 年収の目安:きまって支給する現金給与額 × 12 + 年間賞与その他特別給与額(いずれも平均。一般労働者、企業規模10人以上)。平均値なので、一部の高い人に引っ張られて実感より高く出ることがあります。
- 給与の対象は労働基準法第9条の労働者(雇われて働く人)。事業主は含まず、役員も原則含まない。パート・アルバイトなどの短時間労働者は含みません。
- 月々の給与は、調査した年の6月分の給与です。基本給のほか残業代・通勤手当・家族手当などを含み、税金・社会保険料を差し引く前の額です。
- 賞与は、調査した年の前年1年間(原則1月〜12月)に支払われた額です。
- 用語の定義は厚生労働省の用語の説明と調査の概要によります。
数字の計算方法や読み方は「統計の読み方」にまとめています。
独立行政法人労働政策研究・研修機構(JILPT)作成『職業情報データベース 簡易版数値系ダウンロードデータ ver.7.00』職業情報提供サイト(job tag)より2026年10月30日にダウンロード(https://shigoto.mhlw.go.jp/User/download)、『職業情報データベース 解説系ダウンロードデータ ver.7.01』職業情報提供サイト(job tag)より2026年10月30日にダウンロード(https://shigoto.mhlw.go.jp/User/download)を加工して作成
年収の目安は704万円です (月々の給与44.9万円 × 12か月 + 賞与など166万円)。統計の全144職種の中で18番目に高い水準です。
平均年齢は42.1歳、平均勤続年数は15.1年です。年齢別では55~59歳が最も高く、875万円です。