電子機器技術者
別名:電子機器生産技術者、電子機器設計技術者
携帯電話、テレビ、パソコンから産業用の各種機器・装置等までの電子機器の開発、設計及び製造工程の技術開発、管理を行う。
サマリー
出典厚生労働省「賃金構造基本統計調査」2025年 一般労働者 職種 第1表「職種(小分類)、性別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額」 / 厚生労働省「職業安定業務統計(一般職業紹介状況)」長期時系列表 第21表「有効求人倍率(パート含む常用)」(2023〜2025年) / 総務省統計局「国勢調査」2010〜2020年 2020年 抽出詳細集計「男女,従業上の地位,職業(小分類)別就業者数(15歳以上)」(それ以前は同じ区分で集計された時系列データ)
計算年収の目安 = きまって支給する現金給与額(月額) × 12 + 年間賞与その他特別給与額。いずれも統計の平均値からrokudakaが計算。
数字で見る電子機器技術者
- 年収の目安は704万円で、全職種の平均(546万円)より158万円高い水準です(「電気・電子・電気通信技術者(通信ネットワーク技術者を除く)」全体の数値)。
- 年齢別では、20~24歳の398万円から、最も高い55~59歳の875万円まで、約2.2倍になります(「電気・電子・電気通信技術者(通信ネットワーク技術者を除く)」全体の数値)。
- 女性の年収は男性の77%で、全職種(72%)より差が小さくなっています(「電気・電子・電気通信技術者(通信ネットワーク技術者を除く)」全体の数値)。
- 有効求人倍率は1.93倍で、職業全体(1.12倍)より高く、求人の多い側にあります(「製造技術者(開発)」全体の数値)。
- 就業者数は2010年から+4%で、働く人全体(−3%)より伸びています(「電気・電子・電気通信技術者(通信ネットワーク技術者を除く)」全体の数値)。
- 働く人のうち女性は6%で、働く人全体(45%)より少なくなっています(「電気・電子・電気通信技術者(通信ネットワーク技術者を除く)」全体の数値)。
- 全職業の平均と比べて特に高いスキルは、「科学的素養」「カスタマイズと開発」「プログラミング」です。
- スキルが近い職業のうち、年収の目安がこの職業より高いのは、自動運転開発エンジニア(自動車)(+21万円、くらべる)です。転職のしやすさや、転職後の年収を示すものではありません。
出典厚生労働省「賃金構造基本統計調査」2025年 一般労働者 職種 第1表「職種(小分類)、性別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額」 / 厚生労働省「職業安定業務統計(一般職業紹介状況)」長期時系列表 第21表「有効求人倍率(パート含む常用)」(2023〜2025年) / 総務省統計局「国勢調査」2010〜2020年 2020年 抽出詳細集計「男女,従業上の地位,職業(小分類)別就業者数(15歳以上)」(それ以前は同じ区分で集計された時系列データ) / 総務省統計局「国勢調査」2020年 抽出詳細集計「男女,従業上の地位,職業(小分類)別就業者数(15歳以上)」 / 総務省統計局「国勢調査」2020年 抽出詳細集計「男女,年齢(5歳階級),職業(小分類)別就業者数(15歳以上就業者)」 / 厚生労働省 職業情報提供サイト(job tag)「職業情報データベース 簡易版数値系ダウンロードデータ ver.7.00」スキル(2021年度、その職業に就いている人へのWebアンケート)
計算全職種の平均は、統計に全職種の合計がないため、「不詳」を除く144職種の年収の目安(月額×12+年間賞与、2025年)を労働者数で重み付けしてrokudakaが計算(男女別も同じ方法)。差が3%未満は「ほぼ同じ」。年齢別は推計労働者数1,000人以上の年齢階級だけで比べた。職業全体の有効求人倍率は統計の「職業計」(2025年平均)。差が0.1未満は「同じくらい」。働く人全体は国勢調査の「総数」(2020年)。増減率・女性の割合の差が5ポイント未満は「同じくらい」。年齢構成は、60歳以上・30歳未満の割合が全体より10ポイント以上多いときに記載。スキルは、全職業の平均との差が大きい順。近い職業は下の「スキルが近い職業」と同じ計算で、年収の目安がこの職業より高く、賃金の統計の区分が違うもの。
どんな仕事か
携帯電話、テレビ、パソコンから産業用の各種機器・装置等まで電子機器の開発、設計及び製造工程の技術開発、管理を行う。
電子機器技術者が扱う電子機器は生活に密着した、携帯電話等の通信機器やテレビ、パソコンなどから、産業用の制御装置、通信装置、自動化装置等多岐にわたる。
電子機器の製品化は、一般的に技術開発、製品設計、製造・組立という流れで行われる。技術者が担当するのは技術や製品の開発・設計がメインの業務であるが、製造現場で効率よく生産ができるように、作業工程の管理・改善や作業員に対する技術的な指導を行ったり、製造工程で不都合が発生した場合には設計や工程の変更など必要な改良を行う。このほか、特許出願を技術者の業務としている企業もある。
電子機器技術者の業務を一般消費者向けの液晶テレビの製造の例でみると、まず市場調査などの結果をもとに、ユーザビリティ(使いやすさ)に配慮した新製品の企画を立案し、開発計画を立てる。次いで、キーデバイスであるLSI(大規模集積回路)の高集積化、液晶の低消費電力化や高機能化など、仕様に合わせた部材の開発を進める。液晶の製造と並行して、電子工学などの専門的な知見・知識、映像に関する技術やスピーカーなどの音声に関する技術を駆使して必要な部品を製造し、これらの部品を組み立てて、新製品の試作品をつくる。試作品について耐久性などのテストを行い、本生産のための設計図を引き、生産ラインを整備、作業員の教育などを経て商業生産に入るという流れになる。製品の発売後も、現行製品に対する利用者からの意見を収集して、改良や新製品開発を行う。
また、産業用に使用されるインバータの例でもみてみる。インバータはモーターの回転数を変えられるため工場内の生産設備、ビルの空調設備、エレベータ等産業用に、また、ハイブリッド車、電気自動車等民生用にも、様々な場面で幅広く利用されている。業務の大きな流れは、テレビと大差はないが、産業用の場合は、顧客企業等からの製品のスペック、機能等への要望に対応して開発が進められる場合が多い。顧客が業界を牽引する企業等であれば、その開発成果が業界標準になる場合もある。技術者はインバータに内蔵するプリント基板、パワー半導体(IGBT:Insulated Gate Bipolar Transistor)、操作パネル、冷却フィン等を小型化、省エネルギー化といった課題にも応えられるようにハードウェアを設計する。海外での販売、使用を想定し海外規格への対応等も考慮する。同時に制御等のソフトウェアに関わる技術者が精緻で高度な制御を実現するプログラム等を開発する。このようにハードウェアの技術者とソフトウェアの技術者がそれぞれに技術開発を進めつつ連携して一つの製品に仕上げていく。新技術等を取り込んだ試作品が完成すると連続運転や様々な環境下での耐久性、信頼性の評価等を行う。そこで把握された不備や障害を分析の上、解決し、製品の量産を行う。
よく使う道具・機材・情報技術
2019年度時点の情報job tagの解説はこの年度から更新されていません。現在とは異なる場合があります。
表計算ソフト(Excel、Googleスプレッドシート等)、プレゼン資料作成ソフト(PowerPoint、Keynote等)、パソコン
主なタスク
job tagの就業者調査で重要度が高いとされたもの。実施率は、そのタスクを行っていると答えた人の割合です。
| タスク | 実施率 |
|---|---|
| 試作品をつくり、性能や耐久性などのさまざまな試験をする。 | 85% |
| 機器やシステムの図面、回路図、立体図を作成する。 | 85% |
| 試作品の試験結果から修正を行い、製造用の設計図を作成する。 | 85% |
| 開発した製品が顧客の要求に合致しているか評価する。 | 88% |
| 製品、システムを開発・設計するための技術的スケッチや仕様書を作成する。 | 83% |
| 製造工程での不具合の原因を調査し、改善する。 | 90% |
| 製品の原価を算出する。 | 85% |
| 現行の製品に対する利用者からの意見を収集し、改良や新製品開発をする。 | 83% |
出典厚生労働省 職業情報提供サイト(job tag)「職業情報データベース 簡易版数値系ダウンロードデータ ver.7.00」タスク(2022年度、その職業に就いている人へのWebアンケート)
計算重要度の高い順に最大8件を表示。
労働条件の特徴
勤務先は電子機器メーカーである。就業地は都市部に多い。また、海外工場の新設や提携企業への技術指導等で海外に駐在することもある。海外出張もある。
大手企業の場合、雇用形態は正社員がほとんどである。就業者は男性が多いが女性も増加傾向にある。
賃金、労働時間等労働条件は勤務先の規定による。自分の研究開発や実験の進捗状況に合わせて勤務時間を調整できるようフレックスタイム制を導入しているところが多い。研究開発した技術や製品について特許を出願し、それが実用化されて企業に利益をもたらした場合に、技術者に報奨金を出す企業もある。
最近の傾向として、例えば、自動車メーカーが自動運転時代の到来を見据えてセンサーやそこから得られる信号を処理するための電子回路の研究を進めていたり、流通や運輸さらには農業・畜産などの分野でもIoT化を進めている。こうした動きの中、電子機器技術者は、従来の電気・電子製品メーカー以外にも様々な業種で需要が高まっている。
働く環境の特徴
job tag の就業者調査で、この職業の人が答えた「仕事の性質」です。全職業の平均と比べて、特に高い項目と低い項目を並べています。
全職業の平均より高い
全職業の平均より低い:立ち作業、屋外作業、病気、感染症のリスク
勤務のスケジュール:規則的 32%、不規則 60%、季節的 8%
出典厚生労働省 職業情報提供サイト(job tag)「職業情報データベース 簡易版数値系ダウンロードデータ ver.7.00」仕事の性質(2023年度、その職業に就いている人へのWebアンケート)
計算「仕事の性質」は回答の平均(値はおおむね1〜5の範囲)で、棒の縦線はjob tagの全職業(518職業)の平均。平均との差が0.3以上の項目を、差の大きい順に高いもの最大6つ・低いもの最大3つ。勤務のスケジュールは回答者の割合。
一般的な就業形態
この職業の一般的な就業形態として、job tag の就業者調査で選ばれた割合です。複数回答のため、合計は100%を超えます。回答した人の数が少ない職業もあるため、目安として見てください。
禄高(給与)
より広い職種の数値統計に「電子機器技術者」だけの区分がないため、「電気・電子・電気通信技術者(通信ネットワーク技術者を除く)」全体の数値を表示しています。
この年収は、会社などに雇われて働く人の給与です。事業主(開業している人など)の収入は含まず、会社の役員も原則として含みません。
出典厚生労働省「賃金構造基本統計調査で使用されている主な用語の説明」 / 総務省統計局「国勢調査」2020年 抽出詳細集計「男女,従業上の地位,職業(小分類)別就業者数(15歳以上)」
計算割合は国勢調査の従業上の地位別の就業者数からrokudakaが計算。
精度の目安標準誤差率 1.24%(統計の全職種の中央値は2.04%)
標準誤差率は、調査の対象に選ばれた事業所によって平均がどのくらいぶれるかの目安です。小さいほど数字が安定しています。
出典厚生労働省「賃金構造基本統計調査」2025年 標準誤差率 誤差率表4「職種(小分類)別所定内給与額及び所定内給与額の標準誤差率(役職者を含む)」
計算誤差率は所定内給与額(残業代・賞与を除く月額、男女計)に対する統計の公表値。中央値は全職種の誤差率からrokudakaが計算。
出典厚生労働省「賃金構造基本統計調査」2025年 一般労働者 職種 第1表「職種(小分類)、性別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額」 / 厚生労働省「賃金構造基本統計調査」2025年 一般労働者 職種 第5表「職種(小分類)、年齢階級別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額」
計算順位は、統計の全144職種(「不詳」を除く)を年収の目安で並べてrokudakaが計算。
年収の推移
| 2023年 | 2024年 | 2025年 |
|---|---|---|
| 688万円 | 755万円 | 704万円 |
出典厚生労働省「賃金構造基本統計調査」2023〜2025年 一般労働者 職種 第1表「職種(小分類)、性別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額」
計算各年の年収の目安(月額 × 12 + 年間賞与)。企業規模10人以上、男女計。
年齢別の年収
白抜きの点と破線は、推計労働者数が1,000人未満の区分です。 人数が少なく平均がぶれやすいため、参考値として見てください。 薄い棒(右の目盛り)は、賃金の統計の推計労働者数です。企業規模10人以上の会社などに雇われて働く人の数で、自営業の人や小さな会社で働く人を含まないため、下の「年齢別の就業者数」(国勢調査)とは対象が違います。
出典厚生労働省「賃金構造基本統計調査」2025年 一般労働者 職種 第5表「職種(小分類)、年齢階級別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額」
計算年齢階級ごとの年収の目安(月額 × 12 + 年間賞与)と推計労働者数。企業規模10人以上、男女計。
男女別
| 男 | 721万円 |
|---|---|
| 女 | 552万円 |
女性の年収は男性の77%です。年齢構成や勤続年数の違いも含んだ差です。
企業規模別
| 1,000人以上 | 750万円 |
|---|---|
| 100〜999人 | 676万円 |
| 10〜99人 | 598万円 |
企業規模による差は最大152万円です。
出典厚生労働省「賃金構造基本統計調査」2025年 一般労働者 職種 第1表「職種(小分類)、性別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額」
計算男女別は企業規模10人以上の計、企業規模別は男女計。いずれも年収の目安(月額 × 12 + 年間賞与)。
需要と将来性
より広い職種の数値求人倍率は「製造技術者(開発)」全体の数値です。
2025年の有効求人倍率は1.93倍です。仕事を探している人1人に対して、1.9件の求人がある状態で、人手が足りない側に傾いています。2023年からの推移を見ると、大きくは変わっていません。
有効求人倍率の推移
ハローワークを通じた求人・求職の数から計算した値で、民間の求人サイトの求人は含みません(パートタイムを含む常用)。
出典厚生労働省「職業安定業務統計(一般職業紹介状況)」長期時系列表 第21表「有効求人倍率(パート含む常用)」(2023〜2025年)
計算各年の値は統計表の年平均(暦年)をそのまま表示。
就業者数の推移
より広い職種の数値就業者数は「電気・電子・電気通信技術者(通信ネットワーク技術者を除く)」全体の数値です。
2020年の就業者数は305,190人です(うち女性6%)。2010年と比べると+4%で、ほぼ横ばいです。
国勢調査は5年ごとの調査です。会社員だけでなく、自営業や家族で営む仕事の人も含みます。 そのため、給与の統計(企業規模10人以上の会社などで働く人)とは対象が違います。
出典総務省統計局「国勢調査」2010〜2020年 2020年 抽出詳細集計「男女,従業上の地位,職業(小分類)別就業者数(15歳以上)」(それ以前は同じ区分で集計された時系列データ)
計算調査票の一部を抽出して集計した推計値(10人単位)。増減率は2010年と2020年の値からrokudakaが計算。
年齢別の就業者数(2020年)
「電気・電子・電気通信技術者(通信ネットワーク技術者を除く)」全体の数値です。5歳ごとの年齢層では、45~49歳がいちばん多くなっています(70歳以上はまとめているため除く)。30歳未満は14%で、働く人全体(15%)と同じくらいです。60歳以上は13%で、働く人全体(24%)より少なくなっています。
国勢調査の就業者数で、雇われて働く人のほか、自営業や家族で営む仕事の人も含みます。70歳以上はまとめています。
出典総務省統計局「国勢調査」2020年 抽出詳細集計「男女,年齢(5歳階級),職業(小分類)別就業者数(15歳以上就業者)」 / 総務省統計局「国勢調査」2010〜2020年 2020年 抽出詳細集計「男女,従業上の地位,職業(小分類)別就業者数(15歳以上)」(それ以前は同じ区分で集計された時系列データ)
計算年齢(5歳階級)の就業者数を、賃金の統計の年齢階級に合わせて「〜19歳」から「70歳〜」にまとめた。割合は5歳階級の合計に対する割合でrokudakaが計算。働く人全体は国勢調査の「総数」で、差が5ポイント未満は「同じくらい」。
働き方の内訳(2020年)
| 雇われて働く人(正社員・派遣・パートなど) | 93% | 284,350人 |
|---|---|---|
| 会社などの役員 | 3% | 8,470人 |
| 事業主(人を雇っている) | 1% | 2,010人 |
| 事業主(一人で)(開業・フリーランスなど) | 3% | 9,300人 |
| 家族従業者・内職など | 1%未満 | 230人 |
| 不詳 | 1%未満 | 830人 |
出典総務省統計局「国勢調査」2020年 抽出詳細集計「男女,従業上の地位,職業(小分類)別就業者数(15歳以上)」
計算割合は従業上の地位別の就業者数を総数で割ってrokudakaが計算。「家族従業者・内職など」は家族従業者と家庭内職者の合計。
必要なスキル・知識
全職業の平均と比べて特に求められるスキルは、科学的素養、カスタマイズと開発、プログラミングです。 知識では設計、コンピュータと電子工学、工学が特徴的です。
スキル(全職業の平均との差が大きい8項目)
知識(全職業の平均との差が大きい8項目)
水準はスキルが0〜7程度、知識が0〜5程度で、数字が大きいほどその仕事で高いレベルが求められることを表します。
出典厚生労働省 職業情報提供サイト(job tag)「職業情報データベース 簡易版数値系ダウンロードデータ ver.7.00」スキル(2021年度、その職業に就いている人へのWebアンケート) / 厚生労働省 職業情報提供サイト(job tag)「職業情報データベース 簡易版数値系ダウンロードデータ ver.7.00」知識(2023年度、その職業に就いている人へのWebアンケート)
計算「全職業の平均」は、job tagで数値のある全職業(最大518職業)の単純平均をrokudakaが計算。表示する8項目は、この職業の値と全職業の平均との差が大きい順。
なり方・学び方
入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされないが、新規学卒の場合は、大学、大学院で電気・電子、機械工学を専攻している者が多い。工業系高校、高専卒業者もいる。
電子機器メーカーに新卒で就職した場合は、新卒研修を手始めに、社内や現場で様々な研修を受ける。キャリアパスとしては、技術者から開発チームのリーダー等を経て管理職となり、マネジメントに進む場合と技術者としての専門性を高めスペシャリストとなる場合がある。
数的処理能力、新製品開発のアイデアを企画書としてまとめる能力、生産管理におけるリーダーシップや協調性、多岐にわたる社内外のパートナーと的確な意思疎通を図るためのコミュニケーション能力も求められる。協業先が海外の場合には、英語でのコミュニケーション能力が必要となる。英文資料等を読むため英語の読解力も必須である。企業間の技術開発競争が激しいので、速く、効率よく、しかも新しい発想のものを作ることを要求される。製品開発意欲があり、アイデアや創造性豊かな人が力を発揮できる。物理、数学など、理数系が得意で、機器の構造に強く、分析力があり、好奇心旺盛で探究心があることが望まれる。困難にぶつかっても諦めない粘り強さも重要である。
関連団体
スキルが近い職業
スキル・知識の傾向が似ている職業です。必要なスキルの重なりが大きいほど、転職のときに経験を活かしやすいと考えられます。
- 半導体技術者年収の目安 704万円電子機器技術者とくらべる →
- システムエンジニア(組込み、IoT)年収の目安 578万円電子機器技術者とくらべる →
- 電気技術者年収の目安 704万円電子機器技術者とくらべる →
- 精密機器技術者年収の目安 659万円電子機器技術者とくらべる →
- 自動運転開発エンジニア(自動車)年収の目安 725万円電子機器技術者とくらべる →
出典厚生労働省 職業情報提供サイト(job tag)「職業情報データベース 簡易版数値系ダウンロードデータ ver.7.00」スキル(2021年度、その職業に就いている人へのWebアンケート) / 厚生労働省 職業情報提供サイト(job tag)「職業情報データベース 簡易版数値系ダウンロードデータ ver.7.00」知識(2023年度、その職業に就いている人へのWebアンケート)
計算スキル39項目・知識33項目の水準を、job tagの全職業の中での位置(標準化した値)に直し、職業ごとの全体の高さの差を除いてから傾向の近さ(コサイン類似度)をrokudakaが計算。このサイトに掲載している職業の中から近い順に5件。
出典と注意
- 職業情報提供サイト(job tag)「仕事内容、タスク、スキル・知識、関連資格」数値系 ver.7.00・解説系 ver.7.01
- 賃金構造基本統計調査「一般労働者 職種 第1表・第5表(e-Stat)」2025年(推移は2023〜2025年)
- 国勢調査「職業(小分類)別就業者数(e-Stat)」2020年(推移は2010〜2020年)
- 職業安定業務統計(一般職業紹介状況)「長期時系列表_21_職業別労働市場関係指標(実数)(令和4年4月~)(e-Stat)」2023〜2025年
使っている統計について
- 賃金構造基本統計調査(e-Stat)
- 厚生労働省が毎年行う基幹統計(統計法で特に重要と定められた統計)です。 事業所が、働いている人ごとの給与を記入する調査で、職種・年齢・企業規模などの区分ごとの給与がわかる国の代表的な賃金統計です。 このサイトの数値の範囲は一般労働者(短時間労働者を除く)、企業規模10人以上です。
- 職業安定業務統計(一般職業紹介状況)(e-Stat)
- 厚生労働省が、全国のハローワークで受け付けた求人と求職の数を集計した業務統計です。 民間の求人サイトや人材紹介会社の求人は含みません。
- 国勢調査(e-Stat)
- 「国勢調査は、日本に住んでいるすべての人及び世帯を対象とする国の最も重要な統計調査で、国内の人口や世帯の実態を明らかにするため、5年ごとに行われます。」 (総務省統計局「令和2年国勢調査に関するQ&A」問1-1) 職業別の就業者数は、調査票の一部を抽出して集計した推計値です(抽出詳細集計)。 範囲は15歳以上の就業者(雇用者のほか、自営業主・家族従業者などを含む)です。
- 厚生労働省 職業情報提供サイト(job tag)(ダウンロードページ)
- 厚生労働省の職業情報サイトです。スキル・知識・タスクの数値は、独立行政法人労働政策研究・研修機構(JILPT)がその職業に就いている人へのアンケートで集めたものです。
データの対応関係
- 賃金:「電気・電子・電気通信技術者(通信ネットワーク技術者を除く)」の数値(より広い職種)
- 求人倍率:「製造技術者(開発)」の数値(より広い職種)
- 就業者数:「電気・電子・電気通信技術者(通信ネットワーク技術者を除く)」の数値(より広い職種)
- 年収と就業者数は、統計の「電気・電子・電気通信技術者(通信ネットワーク技術者を除く)」の数値です。
数字の見方
- 年収の目安:きまって支給する現金給与額 × 12 + 年間賞与その他特別給与額(いずれも平均。一般労働者、企業規模10人以上)。平均値なので、一部の高い人に引っ張られて実感より高く出ることがあります。
- 給与の対象は労働基準法第9条の労働者(雇われて働く人)。事業主は含まず、役員も原則含まない。パート・アルバイトなどの短時間労働者は含みません。
- 月々の給与は、調査した年の6月分の給与です。基本給のほか残業代・通勤手当・家族手当などを含み、税金・社会保険料を差し引く前の額です。
- 賞与は、調査した年の前年1年間(原則1月〜12月)に支払われた額です。
- 用語の定義は厚生労働省の用語の説明と調査の概要によります。
数字の計算方法や読み方は「統計の読み方」にまとめています。
独立行政法人労働政策研究・研修機構(JILPT)作成『職業情報データベース 簡易版数値系ダウンロードデータ ver.7.00』職業情報提供サイト(job tag)より2026年10月30日にダウンロード(https://shigoto.mhlw.go.jp/User/download)、『職業情報データベース 解説系ダウンロードデータ ver.7.01』職業情報提供サイト(job tag)より2026年10月30日にダウンロード(https://shigoto.mhlw.go.jp/User/download)を加工して作成
年収の目安は704万円です (月々の給与44.9万円 × 12か月 + 賞与など166万円)。統計の全144職種の中で18番目に高い水準です。
平均年齢は42.1歳、平均勤続年数は15.1年です。年齢別では55~59歳が最も高く、875万円です。