施設管理者(介護施設)
別名:特別養護老人ホーム施設長、養護老人ホーム施設長、施設管理者(介護施設)、短期入所生活介護事業所管理者、認知症高齢者グループホーム管理者、老人デイサービスセンター管理者
責任者として、介護施設の管理・運営を担う。
サマリー
出典厚生労働省「賃金構造基本統計調査」2025年 一般労働者 職種 第1表「職種(小分類)、性別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額」 / 厚生労働省「職業安定業務統計(一般職業紹介状況)」長期時系列表 第21表「有効求人倍率(パート含む常用)」(2023〜2025年) / 総務省統計局「国勢調査」2010〜2020年 2020年 抽出詳細集計「男女,従業上の地位,職業(小分類)別就業者数(15歳以上)」(それ以前は同じ区分で集計された時系列データ)
計算年収の目安 = きまって支給する現金給与額(月額) × 12 + 年間賞与その他特別給与額。いずれも統計の平均値からrokudakaが計算。
数字で見る施設管理者(介護施設)
- 年収の目安は442万円で、全職種の平均(546万円)より104万円低い水準です(「その他の社会福祉専門職業従事者」全体の数値)。
- 年齢別では、20~24歳の318万円から、最も高い55~59歳の481万円まで、約1.5倍になります(「その他の社会福祉専門職業従事者」全体の数値)。
- 女性の年収は男性の88%で、全職種(72%)より差が小さくなっています(「その他の社会福祉専門職業従事者」全体の数値)。
- 有効求人倍率は2.67倍で、職業全体(1.12倍)より高く、求人の多い側にあります(「社会福祉専門職業従事者」全体の数値)。
- 就業者数は2010年から+61%で、働く人全体(−3%)より伸びています(「その他の社会福祉専門職業従事者」全体の数値)。
- 働く人のうち女性は67%で、働く人全体(45%)より多くなっています(「その他の社会福祉専門職業従事者」全体の数値)。
- 全職業の平均と比べて特に高いスキルは、「人材管理」「対人援助サービス」「時間管理」です。
- スキルが近い職業のうち、年収の目安がこの職業より高いのは、人事コンサルタント(+693万円・参考値、くらべる)です。転職のしやすさや、転職後の年収を示すものではありません。
出典厚生労働省「賃金構造基本統計調査」2025年 一般労働者 職種 第1表「職種(小分類)、性別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額」 / 厚生労働省「職業安定業務統計(一般職業紹介状況)」長期時系列表 第21表「有効求人倍率(パート含む常用)」(2023〜2025年) / 総務省統計局「国勢調査」2010〜2020年 2020年 抽出詳細集計「男女,従業上の地位,職業(小分類)別就業者数(15歳以上)」(それ以前は同じ区分で集計された時系列データ) / 総務省統計局「国勢調査」2020年 抽出詳細集計「男女,従業上の地位,職業(小分類)別就業者数(15歳以上)」 / 総務省統計局「国勢調査」2020年 抽出詳細集計「男女,年齢(5歳階級),職業(小分類)別就業者数(15歳以上就業者)」 / 厚生労働省 職業情報提供サイト(job tag)「職業情報データベース 簡易版数値系ダウンロードデータ ver.7.00」スキル(2021年度、その職業に就いている人へのWebアンケート)
計算全職種の平均は、統計に全職種の合計がないため、「不詳」を除く144職種の年収の目安(月額×12+年間賞与、2025年)を労働者数で重み付けしてrokudakaが計算(男女別も同じ方法)。差が3%未満は「ほぼ同じ」。年齢別は推計労働者数1,000人以上の年齢階級だけで比べた。職業全体の有効求人倍率は統計の「職業計」(2025年平均)。差が0.1未満は「同じくらい」。働く人全体は国勢調査の「総数」(2020年)。増減率・女性の割合の差が5ポイント未満は「同じくらい」。年齢構成は、60歳以上・30歳未満の割合が全体より10ポイント以上多いときに記載。スキルは、全職業の平均との差が大きい順。近い職業は下の「スキルが近い職業」と同じ計算で、年収の目安がこの職業より高く、賃金の統計の区分が違うもの。
どんな仕事か
介護施設の管理・運営を担う責任者である。
複数の施設を運営する大規模な法人の場合はそのうちの1施設を担当するのが一般的であり、小規模な介護施設の場合は事業主が兼務している場合もある。施設の管理者として、経営目標と施設の管理・運営、人材マネジメントなどの調整を行う。
施設管理者の役割は、公的施設の場合は施設の管理・運営と人材及び業務マネジメントであるが、有料老人ホームなど民間の営利法人の場合はこれに加えて収支マネジメントも重要な役割となる。
具体的な業務内容をみていくと、人材マネジメントでは、スタッフの管理がメインとなり、採用、育成、定着支援が重要となる。優秀な人材を採用し、適正な人員配置に留意する。また、勤務表の作成、スタッフの福利厚生の管理や行政への手続き、残業・有給休暇の消化状況の把握などの労働時間管理、スタッフの出退勤やシフト体制の管理などの労務管理を通して、働きやすい職場環境づくりを行うことも大切な仕事といえる。さらに、スタッフの介護スキルの向上を目的とした研修や関連の法令や規則を守るためのコンプライアンス教育などサービスの質の向上を図るための人材育成も行う。
施設の管理・運営では、建物や設備の管理や必要に応じ改修などを行い、施設内の環境の維持、改善に取り組む。また、介護施設の運営方針や事業計画、年間目標の設定を行う。
提供するサービス内容や利用者とスタッフ数のバランスなどを踏まえて、具体的な施策を立案し、施設の運営を行う。加えて、利用者の数が安定的に推移するように、入居促進のための営業やイベントを開催し、入居者となる方の家族、近隣住民への周知活動を行うことも仕事である。このほか、施設の代表者として、行政や関連機関との連携や調整、地域社会との連携のため地域の催しなどにも参加する。利用者やその家族からの相談やクレームに応じたり、コンプライアンスの管理も担う。利用者との契約管理、介護保険請求や各種経費の管理も業務となる。
このように業務内容は多岐にわたるが、副施設長や事務長を置いている場合は業務を分担して対応する。規模の小さい施設の場合などでは、介護の実務も担当してシフトに入るケースもある。
よく使う道具・機材・情報技術
2019年度時点の情報job tagの解説はこの年度から更新されていません。現在とは異なる場合があります。
パソコン
主なタスク
job tagの就業者調査で重要度が高いとされたもの。実施率は、そのタスクを行っていると答えた人の割合です。
| タスク | 実施率 |
|---|---|
| 利用者や家族への対応をする。 | 98% |
| クレームに対処する(利用者とその家族、保険請求関連、地域からのクレームなど)。 | 100% |
| スタッフの採用、配置などの人事管理を行う。 | 96% |
| スタッフの教育・研修をする。 | 100% |
| 施設の収支管理をする。 | 96% |
| コンプライアンスの管理をする。 | 98% |
| 介護保険の請求管理をする。 | 89% |
| 事業企画や経営計画を策定する。 | 89% |
出典厚生労働省 職業情報提供サイト(job tag)「職業情報データベース 簡易版数値系ダウンロードデータ ver.7.00」タスク(2022年度、その職業に就いている人へのWebアンケート)
計算重要度の高い順に最大8件を表示。
労働条件の特徴
介護施設長が勤務する施設としては、認知症対応型共同生活介護のグループホーム、公的介護施設である特別養護老人施設(特養)、介護老人保健施設(老健)民間企業が運営する有料老人ホーム、ケアハウス(軽費老人ホームC型)などがある。
雇用形態としては、施設管理者は原則正社員である。介護系学校を卒業して福祉施設に入職した場合は、早ければ入職後7、8年で管理職に昇進するケースもある。従業者を性別にみると、一般的に介護スタッフは女性の比率が非常に高い。一方、施設長について社会福祉法人でみると一般的に男性である場合のほうが多い。施設長の平均年齢は約52.1歳、介護スタッフは約50歳である。(*1)。
介護施設の職員等の勤務形態は、デイサービスは日勤のみだが、入居型施設の場合はシフト制となる。施設管理者は原則として日勤のみだが、施設によっては施設管理者もシフトに入るため、夜勤がある場合もある。
複数の施設を運営している法人の場合は、転勤することもある。
*1 介護労働安定センターの「令和4年度介護労働実態調査」から
働く環境の特徴
job tag の就業者調査で、この職業の人が答えた「仕事の性質」です。全職業の平均と比べて、特に高い項目と低い項目を並べています。
全職業の平均より高い
全職業の平均より低い:モノ、道具、制御装置を扱う手作業、機器等の速度に応じた作業、反復作業
勤務のスケジュール:規則的 58%、不規則 38%、季節的 4%
出典厚生労働省 職業情報提供サイト(job tag)「職業情報データベース 簡易版数値系ダウンロードデータ ver.7.00」仕事の性質(2023年度、その職業に就いている人へのWebアンケート)
計算「仕事の性質」は回答の平均(値はおおむね1〜5の範囲)で、棒の縦線はjob tagの全職業(518職業)の平均。平均との差が0.3以上の項目を、差の大きい順に高いもの最大6つ・低いもの最大3つ。勤務のスケジュールは回答者の割合。
一般的な就業形態
この職業の一般的な就業形態として、job tag の就業者調査で選ばれた割合です。複数回答のため、合計は100%を超えます。回答した人の数が少ない職業もあるため、目安として見てください。
禄高(給与)
より広い職種の数値統計に「施設管理者(介護施設)」だけの区分がないため、「その他の社会福祉専門職業従事者」全体の数値を表示しています。
この年収は、会社などに雇われて働く人の給与です。事業主(開業している人など)の収入は含まず、会社の役員も原則として含みません。
出典厚生労働省「賃金構造基本統計調査で使用されている主な用語の説明」 / 総務省統計局「国勢調査」2020年 抽出詳細集計「男女,従業上の地位,職業(小分類)別就業者数(15歳以上)」
計算割合は国勢調査の従業上の地位別の就業者数からrokudakaが計算。
精度の目安標準誤差率 1.16%(統計の全職種の中央値は2.04%)
標準誤差率は、調査の対象に選ばれた事業所によって平均がどのくらいぶれるかの目安です。小さいほど数字が安定しています。
出典厚生労働省「賃金構造基本統計調査」2025年 標準誤差率 誤差率表4「職種(小分類)別所定内給与額及び所定内給与額の標準誤差率(役職者を含む)」
計算誤差率は所定内給与額(残業代・賞与を除く月額、男女計)に対する統計の公表値。中央値は全職種の誤差率からrokudakaが計算。
出典厚生労働省「賃金構造基本統計調査」2025年 一般労働者 職種 第1表「職種(小分類)、性別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額」 / 厚生労働省「賃金構造基本統計調査」2025年 一般労働者 職種 第5表「職種(小分類)、年齢階級別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額」
計算順位は、統計の全144職種(「不詳」を除く)を年収の目安で並べてrokudakaが計算。
月給の中央値と分布(残業代・賞与を除く)
「その他の社会福祉専門職業従事者」全体の数値です。所定内給与額(残業代・賞与を除く月給)の中央値は27.8万円で、平均(29.2万円)より1.4万円低くなっています。真ん中の半分の人は23.6万円〜33.2万円です。下から10%の人は20.7万円以下、上から10%の人は39.2万円以上です。平均は、給与の高い一部の人に引っぱられて、中央値より高くなりやすい値です(平均と中央値)。
- 下から10%〜上から10%
- 真ん中の半分(下から25%〜75%)
- 中央値
- 平均
出典厚生労働省「賃金構造基本統計調査」2025年 一般労働者 職種 第17表「職種(小分類)、所定内給与額階級別労働者数及び所定内給与額の分布特性値」 / 厚生労働省「賃金構造基本統計調査」2025年 一般労働者 職種 第1表「職種(小分類)、性別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額」
計算中央値・四分位数・十分位数は統計の公表値(所定内給与額の分布特性値、企業規模10人以上、男女計)。平均は第1表の所定内給与額。年収の目安(きまって支給する現金給与額と賞与から計算)とは別の数値。
年収の推移
| 2023年 | 2024年 | 2025年 |
|---|---|---|
| 426万円 | 441万円 | 442万円 |
出典厚生労働省「賃金構造基本統計調査」2023〜2025年 一般労働者 職種 第1表「職種(小分類)、性別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額」
計算各年の年収の目安(月額 × 12 + 年間賞与)。企業規模10人以上、男女計。
年齢別の年収
白抜きの点と破線は、推計労働者数が1,000人未満の区分です。 人数が少なく平均がぶれやすいため、参考値として見てください。 薄い棒(右の目盛り)は、賃金の統計の推計労働者数です。企業規模10人以上の会社などに雇われて働く人の数で、自営業の人や小さな会社で働く人を含まないため、下の「年齢別の就業者数」(国勢調査)とは対象が違います。
出典厚生労働省「賃金構造基本統計調査」2025年 一般労働者 職種 第5表「職種(小分類)、年齢階級別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額」
計算年齢階級ごとの年収の目安(月額 × 12 + 年間賞与)と推計労働者数。企業規模10人以上、男女計。
男女別
| 男 | 475万円 |
|---|---|
| 女 | 419万円 |
女性の年収は男性の88%です。年齢構成や勤続年数の違いも含んだ差です。
企業規模別
| 1,000人以上 | 483万円 |
|---|---|
| 100〜999人 | 446万円 |
| 10〜99人 | 427万円 |
企業規模による差は最大56万円です。
出典厚生労働省「賃金構造基本統計調査」2025年 一般労働者 職種 第1表「職種(小分類)、性別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額」
計算男女別は企業規模10人以上の計、企業規模別は男女計。いずれも年収の目安(月額 × 12 + 年間賞与)。
需要と将来性
より広い職種の数値求人倍率は「社会福祉専門職業従事者」全体の数値です。
2025年の有効求人倍率は2.67倍です。仕事を探している人1人に対して、2.7件の求人がある状態で、人手が足りない側に傾いています。2023年からの推移を見ると、下がっています。
有効求人倍率の推移
ハローワークを通じた求人・求職の数から計算した値で、民間の求人サイトの求人は含みません(パートタイムを含む常用)。
出典厚生労働省「職業安定業務統計(一般職業紹介状況)」長期時系列表 第21表「有効求人倍率(パート含む常用)」(2023〜2025年)
計算各年の値は統計表の年平均(暦年)をそのまま表示。
就業者数の推移
より広い職種の数値就業者数は「その他の社会福祉専門職業従事者」全体の数値です。
2020年の就業者数は532,710人です(うち女性67%)。2010年と比べると+61%増えています。
国勢調査は5年ごとの調査です。会社員だけでなく、自営業や家族で営む仕事の人も含みます。 そのため、給与の統計(企業規模10人以上の会社などで働く人)とは対象が違います。2025年の国勢調査の職業別の結果は、2027年(令和9年)11月までに公表される予定です(総務省統計局の公表予定)。公表されたら、この推移に加えます。
出典総務省統計局「国勢調査」2010〜2020年 2020年 抽出詳細集計「男女,従業上の地位,職業(小分類)別就業者数(15歳以上)」(それ以前は同じ区分で集計された時系列データ) / 総務省統計局「令和7年国勢調査 調査の結果」
計算調査票の一部を抽出して集計した推計値(10人単位)。増減率は2010年と2020年の値からrokudakaが計算。
年齢別の就業者数(2020年)
「その他の社会福祉専門職業従事者」全体の数値です。5歳ごとの年齢層では、45~49歳がいちばん多くなっています(70歳以上はまとめているため除く)。30歳未満は9%で、働く人全体(15%)より少なくなっています。60歳以上は20%で、働く人全体(24%)と同じくらいです。
国勢調査の就業者数で、雇われて働く人のほか、自営業や家族で営む仕事の人も含みます。70歳以上はまとめています。
出典総務省統計局「国勢調査」2020年 抽出詳細集計「男女,年齢(5歳階級),職業(小分類)別就業者数(15歳以上就業者)」 / 総務省統計局「国勢調査」2010〜2020年 2020年 抽出詳細集計「男女,従業上の地位,職業(小分類)別就業者数(15歳以上)」(それ以前は同じ区分で集計された時系列データ)
計算年齢(5歳階級)の就業者数を、賃金の統計の年齢階級に合わせて「〜19歳」から「70歳〜」にまとめた。割合は5歳階級の合計に対する割合でrokudakaが計算。働く人全体は国勢調査の「総数」で、差が5ポイント未満は「同じくらい」。
働き方の内訳(2020年)
| 雇われて働く人(正社員・派遣・パートなど) | 94% | 499,330人 |
|---|---|---|
| 会社などの役員 | 5% | 26,080人 |
| 事業主(人を雇っている) | 1% | 2,800人 |
| 事業主(一人で)(開業・フリーランスなど) | 1%未満 | 1,300人 |
| 家族従業者・内職など | 1%未満 | 470人 |
| 不詳 | 1% | 2,730人 |
出典総務省統計局「国勢調査」2020年 抽出詳細集計「男女,従業上の地位,職業(小分類)別就業者数(15歳以上)」
計算割合は従業上の地位別の就業者数を総数で割ってrokudakaが計算。「家族従業者・内職など」は家族従業者と家庭内職者の合計。
必要なスキル・知識
全職業の平均と比べて特に求められるスキルは、人材管理、対人援助サービス、時間管理です。 知識ではセラピーとカウンセリング、人事労務管理、医学・歯学が特徴的です。
スキル(全職業の平均との差が大きい8項目)
知識(全職業の平均との差が大きい8項目)
水準はスキルが0〜7程度、知識が0〜5程度で、数字が大きいほどその仕事で高いレベルが求められることを表します。
出典厚生労働省 職業情報提供サイト(job tag)「職業情報データベース 簡易版数値系ダウンロードデータ ver.7.00」スキル(2021年度、その職業に就いている人へのWebアンケート) / 厚生労働省 職業情報提供サイト(job tag)「職業情報データベース 簡易版数値系ダウンロードデータ ver.7.00」知識(2023年度、その職業に就いている人へのWebアンケート)
計算「全職業の平均」は、job tagで数値のある全職業(最大518職業)の単純平均をrokudakaが計算。表示する8項目は、この職業の値と全職業の平均との差が大きい順。
なり方・学び方
施設の種類によって、この仕事に就くための要件等は異なる。主に、医療、介護系学校を卒業して介護職員となり、介護職リーダー、生活相談員などを経て資格を取得して施設長にステップアップするケースと、異業種から介護施設に就職して、経験を積み、施設管理者になるための資格を取得するケースがある。後者の場合は介護関係ではない学校の卒業者が多い。
特別養護老人ホームの施設管理者の場合は、「社会福祉主事の要件を満たす」、「社会福祉事業に2年以上従事する」、「社会福祉施設長資格認定講習会を受講する」のいずれかの要件を満たす必要がある。
認知症型グループホームの施設管理者(ホーム長)になるには、2年以上の認知症介護経験に加えて、認知症対応型サービス事業者管理研修を受講することが必要である。
介護老人保健施設の施設管理者になるには、都道府県知事の承認を得た医師であることが必要である。
有料老人ホームの施設管理者(ホーム長)には資格要件はないが、実際には施設管理者候補として採用して、現場経験を積ませた後に関連資格を取得させるケースが多い。
介護制度の変更などに対応する必要があり、継続的な学習が求められる。大手の場合は施設長を集めた研修を実施したり、個人的に地域の勉強会に参加したり、全国社会福祉協議会が実施する社会福祉施設長サービス管理研修を受講している。
施設管理者としての経験を積んだあとは、複数の施設管理者を統括するエリアマネージャー等に昇進する場合もある。
施設管理者は管理職であるので、介護現場での経験は必須ではない。経営者やスタッフ、行政など外部の関係組織、利用者やその家族との円滑な意思疎通を行うためのコミュニケーション能力、施設のトップとしてスタッフを率いるリーダー的資質、利用者を増やし、スタッフを増強し、的確な収支計算を行って円滑な運営を行う経営者的能力などが求められる。
関連する資格
資格の詳細ページでは、受験資格・受験料などを試験の実施団体などの公式情報をもとに、出典と確認日つきでまとめています。
関連団体
スキルが近い職業
スキル・知識の傾向が似ている職業です。必要なスキルの重なりが大きいほど、転職のときに経験を活かしやすいと考えられます。
- 訪問介護のサービス提供責任者年収の目安 442万円施設管理者(介護施設)とくらべる →
- 福祉ソーシャルワーカー年収の目安 442万円施設管理者(介護施設)とくらべる →
- 児童発達支援管理責任者年収の目安 442万円施設管理者(介護施設)とくらべる →
- 老人福祉施設生活相談員年収の目安 442万円施設管理者(介護施設)とくらべる →
- 人事コンサルタント年収の目安 1,135万円(参考値)施設管理者(介護施設)とくらべる →
出典厚生労働省 職業情報提供サイト(job tag)「職業情報データベース 簡易版数値系ダウンロードデータ ver.7.00」スキル(2021年度、その職業に就いている人へのWebアンケート) / 厚生労働省 職業情報提供サイト(job tag)「職業情報データベース 簡易版数値系ダウンロードデータ ver.7.00」知識(2023年度、その職業に就いている人へのWebアンケート)
計算スキル39項目・知識33項目の水準を、job tagの全職業の中での位置(標準化した値)に直し、職業ごとの全体の高さの差を除いてから傾向の近さ(コサイン類似度)をrokudakaが計算。このサイトに掲載している職業の中から近い順に5件。
出典と注意
- 職業情報提供サイト(job tag)「仕事内容、タスク、スキル・知識、関連資格」数値系 ver.7.00・解説系 ver.7.01
- 賃金構造基本統計調査「一般労働者 職種 第1表・第5表(e-Stat)」2025年(推移は2023〜2025年)
- 国勢調査「職業(小分類)別就業者数(e-Stat)」2020年(推移は2010〜2020年)
- 職業安定業務統計(一般職業紹介状況)「長期時系列表_21_職業別労働市場関係指標(実数)(令和4年4月~)(e-Stat)」2023〜2025年
使っている統計について
- 賃金構造基本統計調査(e-Stat)
- 厚生労働省が毎年行う基幹統計(統計法で特に重要と定められた統計)です。 事業所が、働いている人ごとの給与を記入する調査で、職種・年齢・企業規模などの区分ごとの給与がわかる国の代表的な賃金統計です。 このサイトの数値の範囲は一般労働者(短時間労働者を除く)、企業規模10人以上です。
- 職業安定業務統計(一般職業紹介状況)(e-Stat)
- 厚生労働省が、全国のハローワークで受け付けた求人と求職の数を集計した業務統計です。 民間の求人サイトや人材紹介会社の求人は含みません。
- 国勢調査(e-Stat)
- 「国勢調査は、日本に住んでいるすべての人及び世帯を対象とする国の最も重要な統計調査で、国内の人口や世帯の実態を明らかにするため、5年ごとに行われます。」 (総務省統計局「令和2年国勢調査に関するQ&A」問1-1) 職業別の就業者数は、調査票の一部を抽出して集計した推計値です(抽出詳細集計)。 範囲は15歳以上の就業者(雇用者のほか、自営業主・家族従業者などを含む)です。
- 厚生労働省 職業情報提供サイト(job tag)(ダウンロードページ)
- 厚生労働省の職業情報サイトです。スキル・知識・タスクの数値は、独立行政法人労働政策研究・研修機構(JILPT)がその職業に就いている人へのアンケートで集めたものです。
データの対応関係
- 賃金:「その他の社会福祉専門職業従事者」の数値(より広い職種)
- 求人倍率:「社会福祉専門職業従事者」の数値(より広い職種)
- 就業者数:「その他の社会福祉専門職業従事者」の数値(より広い職種)
- 年収と就業者数は、統計の「その他の社会福祉専門職業従事者」の数値です。
数字の見方
- 年収の目安:きまって支給する現金給与額 × 12 + 年間賞与その他特別給与額(いずれも平均。一般労働者、企業規模10人以上)。平均値なので、一部の高い人に引っ張られて実感より高く出ることがあります。
- 給与の対象は労働基準法第9条の労働者(雇われて働く人)。事業主は含まず、役員も原則含まない。パート・アルバイトなどの短時間労働者は含みません。
- 月々の給与は、調査した年の6月分の給与です。基本給のほか残業代・通勤手当・家族手当などを含み、税金・社会保険料を差し引く前の額です。
- 賞与は、調査した年の前年1年間(原則1月〜12月)に支払われた額です。
- 用語の定義は厚生労働省の用語の説明と調査の概要によります。
数字の計算方法や読み方は「統計の読み方」にまとめています。
独立行政法人労働政策研究・研修機構(JILPT)作成『職業情報データベース 簡易版数値系ダウンロードデータ ver.7.00』職業情報提供サイト(job tag)より2026年10月30日にダウンロード(https://shigoto.mhlw.go.jp/User/download)、『職業情報データベース 解説系ダウンロードデータ ver.7.01』職業情報提供サイト(job tag)より2026年10月30日にダウンロード(https://shigoto.mhlw.go.jp/User/download)を加工して作成
年収の目安は442万円です (月々の給与30.4万円 × 12か月 + 賞与など77万円)。統計の全144職種の中で103番目に高い水準です。
平均年齢は46.0歳、平均勤続年数は10.4年です。年齢別では55~59歳が最も高く、481万円です。